これから観る舞台・5月前半by嶋田直哉
唐組『百人町』(作・演出=唐十郎)
5月1日(土)− 6月20日(日)新宿・花園神社、鬼子母神(池袋) 3,600円
新大久保のラーメン屋の物語。戯曲はすでに活字化されており、楽しく一読。こ
れら言葉の断片がどのように身体を媒介として繋げられるのかが楽しみ。
PARCO『裏切りの街』(作・演出=三浦大輔)
5月7日(金)− 30日(日) パルコ劇場 7,350円
三浦大輔、パルコ劇場に登場。性と暴力を描いてきた三浦が松尾スズキら熱いキ
ャストを前に何を企んでいるのか?そもそもパルコと三浦大輔という異色の組み
合わせ。注目度としては今月NO.1。
燐光群『ザ・パワー・オブ・イエス』(作=デイヴィッド・ヘアー、訳=常田景
子 演出=坂手洋二)
5月10日(月)− 23日(日) ザ・スズナリ(下北沢) 4,000円
「世界金融危機」を主題にドキュメンタリーの手法がどのように生かされるのか
に注目。社会派演劇を観て、現実世界がどのように描かれるのかを検証すること
も大切な作業だ。
嶋田直哉