これから観る舞台2月後半by藤原央登
第4回 五反田団といわきから来た高校生『初恋のジェノベーゼは爪の味』(作・演出=前田司郎)
2/22(金)〜 24(日) アトリエヘリコプター 2,000円
街に出現する怪獣と高校生を軸に創作されてきたこのシリーズ。今作は、福島県沖に上陸した巨大生物駆除に関する法改正を巡る話(チラシ)。
風琴工房『国語の時間』(作=小里清、演出=詩森ろば)
2/22(金)〜 28(木) 座・高円寺1 3,500円
ノンフィクションの社会問題を題材に演劇活動を続ける風琴工房。小里清が書き上げた「1940年代、朝鮮人でありながら、日本語を『国語』として教える教師たちの群像劇」を上演する。
iaku『エダニク』(作=横山拓、演出=上田一軒)
2/22(金)〜 26(火) アトリエ・センティオ 2,000円〜3,000円
大阪の劇団、売込隊ビームを主宰していた横山拓の演劇ユニットの二作目。演目は第15回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞作の再々演。マキノノゾミより「満点」と評された今作は、09年の初演から全て観てきた。今回初参加、丸山英彦(デス電所)に注目。狂気の貌を覗かせる善人を見事に演じてくれることだろう。
藤原央登