これから観る舞台1月前半by藤原央登
青☆組『初雪の味』(作=吉田小夏、演出=吉田小夏、古川貴義)
2012/12/28(金)~1/6(日) こまばアゴラ劇場 2,700~5,600円
青☆組の舞台は、ちょうど4年前に上演された『午后は、すっかり雪』以来。これは向田邦子を扱った作品で、彼女を演じた女優がハマり役だったことを思い出す。
水族館劇場 さすらい姉妹 寄せ場興行 2012⇒2013『家なき兒』(作・演出=桃山邑)
2012/12/31(月) 山谷センター前辻、1/1(火) 横浜寿町生活館4F、1/2(水)渋谷東京児童会館、脇美竹公園 1/3(木)新宿中央公園ナイアガラの滝広場 無料
建立した巨大な仮設劇場で一夜の大スペクタクルを垣間見せる水族館劇場。彼ら年末年始に行っているのが、「死と紙一重の冬を生き抜く寄せ場」である「さすらい姉妹」。芝居と炊き出しがセットになった催しからは、寄る辺なき人々が互いに助け合おうとする生な感触が得られる。昨年に引き続き、観劇初めはこの公演になりそうだ。
東京デスロック『東京ノート』(作=平田オリザ、演出=多田淳之介)
1/10(木)~20(日) こまばアゴラ劇場 無料~3,500円
日本全国が「地域」という思考の下、埼玉県の富士見市民文化会館キラリふじみへ拠点を移してから4年。「いち地方」である東京公演再開にあたり、東京デスロックは『東京ノート』を選んだ。これだけだと、相当に「東京」を感じさせるが、果たしてその出来は?
藤原央登