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うずめ劇場『砂男←→砂女』(安部公房「砂の女」、E.T.A.ホフマン「砂男」 演出=ペーター・ゲスナー、天野天街(少年王者舘))
2/7(金)〜11(火)下北沢ザ・スズナリ 5,000円
 この公演は同じキャストを使って『砂女』『砂男』と題された新作2本を交互上演する企画で、ペーター・ゲスナーは安部公房作「砂の女」を戯曲化した『砂女』を演出。『砂男』の演出は少年王者舘の天野天街。日本の小説をドイツ人のゲスナー、ドイツの小説を天野が脚色・演出するという異色の日独対決となる。

多田淳之介×きたまり『RE/PLAY(DANCE Edit.)』(構成・演出=多田淳之介)
2/14(金)〜16(日)  横浜・急な坂スタジオ 3,000円
 ダンス企画「We Dance京都」(2012年)の目玉作品として関西のダンサーが参加し東京デスロック「再/生」をダンス作品として再制作したのが『RE/PLAY(DANCE Edit.)』。今回はその作品を横浜でオーディションしたダンサーらにより再演する。プレイヤーで音楽を再生するように何度も何度も同じ振付が繰り返されるなかで、観客は人間は生きてそして死ぬという誰もが知っていながら忘れていた現実を幻視させられる。ポスト3・11の舞台表現がそこにあった。

革命アイドル暴走ちゃん『騒音と闇』(構成・音楽・演出=二階堂瞳子)
2/14(金)〜16(日) 相鉄本多劇場 3,300円
 バナナ学園純情乙女組を解散、昨年4月に革命アイドル暴走ちゃんを旗揚げし、欧州ツアーを敢行していた二階堂瞳子の堂々の日本復帰公演。前身のバナナ学園は毀誉褒貶を含みながらもポストゼロ年代劇団のなかでも異彩を放つ活動で注目を集めたが、惜しむ声もあるなかで解散。再出発となった二階堂が見せてくれるのは今度はどんなパフォーマンスなのか。

中西理