これから観る舞台11月後半by藤原央登
劇団唐ゼミ☆『吸血鬼』(作=唐十郎、演出=中野敦之)
11/16(金)〜 25(日) 浅草花やしき裏 特設テント劇場 3,300円
『吸血鬼』は1971年、状況劇場で初演された唐十郎の傑作のひとつ。唐が書き下ろされた『木馬の鼻』の上演を経て、改めて「古典」に真正面からぶつかる。
イキウメ『The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)』(作・演出=前川知大)
11/16(金)〜 12/2(日) 東京芸術劇場 シアターイースト 4,400円
公演毎に高まる評価と期待に押し潰されず、良作を生み出し続ける前川知大とイキウメ。短編集『図書館的人生』(Vol.1〜3)の中から、選りすぐりのエピソードをまとめた総集編を放つ。
豊島区制施行80周年記念事業テラヤマ見世物ミュージカル『地球☆空洞説』(原作=寺山修司、構成・脚色・演出=天野天街、村井雄、流山児祥)
11/22(木)〜 29(木) 豊島公会堂(みらい座いけぶくろ) 3,500〜5,000円
寺山修司の作品を3年連続で上演するプロジェクトの第一弾。現実と虚構の二分法が通用しなくなった21世紀に、寺山作品やその上演史が孕んだ「事件性」をどのよう現前させることが可能か?
藤原央登