これから観る舞台・10月後半by柾木博行
遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』(作・演出=宮沢章夫)
10/14(金)〜 24(月)にしすがも創造舎 1,000円〜5,000円
3.11前から準備してきた新作は、震災を経てワークショップの発表公演、リーディング公演と徐々に姿を変えてきた。その最終形となる本公演がどういうものか確認したい。
流山児★事務所『ユーリンタウン─URINETOWN The Musical─』(脚本・詞=グレッグ・コティス、音楽・詞=マーク・ホルマン、台本=坂手洋二、演出=流山児祥)
10/14(金)〜 30(日) 座・高円寺1 3,500円〜4,800円
2年半前に同劇場のこけら落としを飾った作品が、別所哲也など配役を一部変えて再演。「三文オペラ」を下敷きに、トイレを民間企業が独占した近未来を描く内容は、今どんな姿で観客に届くのだろう?
新国立劇場『イロアセル』(作=倉持裕、演出=鵜山仁)
10/18(火)〜 11/5(土) 新国立劇場小劇場 1,500円〜5,250円
新国の2011/12シーズン第2弾は倉持裕の書き下ろし新作。人が話すことばに色がついている架空の島を舞台にした物語は、震災以降のメディアに流れる”言葉”を考えさせるもの。
柾木博行