これから観る舞台 11月前半by柾木博行
フェスティバル/トーキョー『こうしておまえは消え去る』(構成・演出・振付・舞台美術・人形製作=ジゼル・ヴィエンヌ)
ー 11/3(水・祝) 5,000円
ヨーロッパ的な「森」のイメージが展開されるといわれる作品だが、07年にジゼルが関西日仏交流会館にレジデントして構想し、昨年急な坂スタジオで10日間滞在制作をして生まれた。日本のイメージが作品中にあるのか見届けたい。
東京芸術劇場公演『ブルードラゴン』(作=マリー・ミショー&ロベール・ル
パージュ 演出=ロベール・ルパージュ)
11/11(木)− 14(日) 6,500〜4,500円
映像と実際の舞台とを融合したステージングを見せるルパージュ。同時期にはMETで10月に上演したワーグナー『ラインの黄金』のライブビューイング上映もあって、ルパージュのマジックを堪能したい。
燐光群『3分間の女の一生』(作・演出=坂手洋二)
11/13(土)− 23(木) 座・高円寺1 4,200円
3分間というものが意味するのは高度経済成長だとか。普天間基地の移設問題を論劇「徳之島少年と旅人」として発表した坂手が、3分間の中でもこの問題を扱うのか、扱うとすればどういう描き方になるのか、注目したい。
柾木博行