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AICT会員の方々を招き、専門的かつ分かりやすいトーク&レクチャーを繰り広げる「劇カフェ」。
令和の改元にちなみ、本年度は「演劇は天皇(制)をどう表現してきたか?」をテーマに選びました。
第2回は、大正天皇をめぐる古典劇(能)と現代劇を取りあげます。
平日の夜、刺激的な一夜を座・高円寺でともに過ごしましょう。

◎第2回  劇カフェ

  大正天皇をめぐる二つの舞台──

          『治天ノ君』と能『大典』

【トーク】 山本健一  (演劇評論家、AICT会長)
      小田幸子  (能・狂言研究家、AICT事務局長)

【日時】2019年1024日(木)
         18:30~20:30(予定)

【会場】座・高円寺 地下3階 けいこ場2
               (JR中央線高円寺駅北口 徒歩5分)
【参加費】一般=500円、AICT会員・学生=無料 ★事前申し込み不要

【問い合わせ】aictjapan@gmail.com
【主催】国際演劇評論家協会日本センター/シアターアーツ
【協力】NPO法人劇場創造ネットワーク/座・高円寺
 
 
 
劇団チョコレートケーキ『治天ノ君』は、近代史の中で人間の姿を抉るこ劇団の代表作です。大正天皇一家へのレクイエムですが、明治、大正、昭和三代の天皇制の本質を、人間ドラマとして描き出しました。平成が終わった今、この天皇家三代の物語はどのような世界を見せるのか、再演舞台(10月3日~14日、東京芸術劇場シアターイースト)を参考に振り返りたいと思います。
 
能『大典』は、大正天皇即位祝賀として上演されました。令和の改元に伴い、2019年に何度か上演されています。横浜能楽堂で7月20日に上演された『大典』は現代にふさわしい改定版でした。能と天皇のかかわりを、即位儀礼を軸に考えてみたいと思います。