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国際演劇評論家協会 (AICT/IATC) 日本センター協力により、明治大学大学院文学研究科英文学専攻特別講義として講演を行います。

「演劇祭と現代ヨーロッパにおける《人間精神の開花》」
Theatre Festivals and “Flowering of the Human Spirit” in Contemporary Europe

日時    2017年10月19日(木) 17:10~18:50
場所    4031教室(明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント3F

人間精神の開花のためのプラットフォームを提供する」ことをモットーに終戦直後の1947年に設立され、今年で70周年を迎えるエディンバラ国際フェスティバル。鈴木忠志、ハイナー・ミュラー、ロバート・ウィルソンらを招き、「他者理解モードとしての文化」の価値を確認しようとするシアター・オリンピック(2016年は、ヨーロッパ文化首都に選ばれたポーランドのヴロツワフで開催)。そして、10日間に何百もの上演を行い、今や世界でも有数の国際演劇祭となったシビウ国際演劇祭。これらに共通するのは、人間の出会いに変化をもたらすという、演劇祭が有する可能性への信念です。これらすべてに深く関与してきたサイウ氏の本講演は、批評理論と人類学に触れながら、現代ヨーロッパにおける演劇祭のラディカルな傾向をあぶり出します。ヨーロッパのメジャーな演劇祭は、人間精神の力を見いだすために、いかにして象徴的/文化的両側面において「資本」を形成してきたのでしょうか。

講師紹介

オクタヴィアン・サイウ (Octavian Saiu)

演劇評論家。ブカレスト国立演劇映画大学(演劇学)及びオタゴ大学(ニュージーランド、比較文学論)で博士号を取得。オタゴ大学にて近代文学・博士課程を修了し、演劇・パフォーマンスにまつわる研究指導資格を得る。現在はブカレスト国立演劇映画大学(教授)ほか、シビウ大学、オタゴ大学でも教鞭を執るほか、ヨーロッパ・アジアの大学で客員教授をつとめる。国際演劇評論家協会 (AICT/IATC) 事務総長補佐ならびに同協会ルーマニア支部会長。

【対象】 学部生・一般の方の聴講を歓迎します。 
【主催】 明治大学大学院文学研究科英文学専攻
【協力】 国際演劇評論家協会日本センター
【言語】 英語、日本語通訳付

予約不要。是非お越し下さい。

■JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩約3分 
■東京メトロ千代田線/新御茶ノ水駅 下車徒歩約5分
■都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線/神保町駅 下車徒歩約5分