これから観る舞台3月前半by柾木博行
『ハムレット』(作=W.シェイクスピア、演出=多田淳之介)
3/5(火)〜 10(日) 富士見市民文化会館マルチホール 3,500円
1月に東京デスロック公演『東京ノート』で演出の冴えを見せた多田淳之介によるシェイクスピア。デスロックの夏目慎也のほか、米村亮太朗 、山縣太一、大鷹明良といったバラエティ豊かな出演者が多田演出にどう応えるのかも見どころ。
地点『駈込ミ訴ヘ』『トカトントンと』(原作=太宰 治、演出・構成=三浦 基)
3/7(木)〜26(火) 神奈川芸術劇場大スタジオ 3,500円
太宰作品をモチーフにした神奈川芸術劇場と地点の共同作業による第2弾。今回は昨年の『トカトントンと』の再演と新作『駈込ミ訴ヘ』の2本立て。今回も山本理顕の圧倒的な美術が見られそう。
『長い墓標の列』(作=福田善之、演出=宮田慶子)
3/7(木)〜 24(日) 新国立劇場・小劇場 3,150〜5,250円
早稲田の劇研で1957年に初演された福田善之の作品を、新国立劇場が演劇研修所卒業生をメインに据えたキャスティングで上演する意欲作。50年ぶりの再演というが、どこまで今の時代に斬り込んだ上演になるのか期待したい。
柾木博行