これから観る舞台 10月前半by柾木博行
新国立劇場『朱雀家の滅亡』(作=三島由紀夫、演出=宮田慶子)
9/20(火)〜 10/10(月・祝) 新国立劇場(小劇場) 6,300〜3,150円
新シーズンのオープニングテーマは、今年初めに発表された「【美×劇】-滅びゆくものに託した美意識-」。3.11を経た現在、このテーマに対してどういう作品を提示するのかも含めて気になるところ。
四つ子「四つ子の宇宙」(作・演出・出演=岩井秀人(ハイバイ)・江本純子(毛皮族)・松井周(サンプル)・前田司郎(五反田団))
10/1(土)〜 16(日) アトリエヘリコプター 3,500円
青年団系の男子3人に「男子はだまってなさいよ!」といったかどうか、江本純子が割り込んでのプロデュース公演。ちなみに、江本と松井の初顔合わせとなる対談を以前行ったが、その時のテーマは「宝塚」。果たして四つ子の行方は……。
フェスティバル/トーキョー公演 維新派『風景画』(構成・演出=松本雄吉)
10/7(金)〜 16(日) 西武池袋本店4階まつりの広場 5,000円
犬島公演は真昼の12時、干潮のときに演じられたが、東京では暮れなずむ池袋のビル群を背景に開演。喧噪に満ちたビルの屋上で、どれだけ観客を引き込めるのか、期待と不安が交差する。
柾木博行